正解最高峰サッカーリーグの1つであるスペインの「ラ・リーガ」。レアルソシエダに所属する久保建英選手は目下絶好調。
幼くして世界有数の強豪チームバルセロナの下部組織でトレーニングをつみ、Jリーグやスペインの他チームを経て現在22歳。長らく周囲から大きな期待を受けながら順調に成長している印象です。とりわけ今シーズンはここまで8試合で5ゴールと素晴らしいスタートダッシュをきっています。
現地でのインタビュー動画を観ました。
落ち着いた口調で(もちろんスペイン語)気負わず、よどみなく答えている様子に自信をもっていることが伺えます。5分ほどの動画の最後に今シーズンの目標を聞かれ彼は以下のように答えました。
「より力強く、より決定的な仕事ができる選手になりたい。試合の後みんなが僕の話をするような選手にね。」
「自分がどうなりたいか」そして「誰かのためにやるか」。
私もご依頼者様には目標を立てる上で大きくこの2点を考えてもらいます。まさに久保選手は短いインタビューでこの2点をしっかり答えています。
「自分がどうなりたいか」を考えるのは楽しいし、頑張れるモチベーションになります。でも長いシーズン決して良い時だけではありません。どんな選手だって疲労やケガなどで調子のバイオリズムが下がります。表面化される数字が落ちてくると、自分を疑い始めます。思い描いていた状況ではない・・・焦りが生まれ益々プレーの精度を欠いていきます。
こんな時にモチベーションをくれるのが「誰かのためにやるか」です。
久保選手のように「試合の後みんなが僕の話をするような選手」という目標。
仮にゴール数やアシスト数など数字が良くなくても、一生懸命走ったり諦めずにボールを追いかけることは調子が悪くてもできます。その姿はファンの心に焼き付き感動を呼びます。
今できる事に集中すれば頭がクリアになり、フィジカル面の不調をメンタル面が補ってもくれます。
余談ですが、先日行われたイングランドプレミアリーグ第7節「トッテナム対リバプール」
両チーム無敗で迎えた強豪対決。しかしリバプールは退場者を2人だし苦しい戦いを強いられます。
しかし最後の最後まで9人で走り戦いぬきます。結果アディショナルタイムのオウンゴールで敗れますが感動を呼びました。後々まで語り継がれる試合だったと私は思います。
ラリーガはまだまだシーズン序盤。たくさん久保選手のプレーをみんなで語らせてもらえそうです。
アスリートに限らず、誰かのためという視点を持つと現在の仕事に対するモチベーションが高まります。
ぜひ試してみてください。
今回も読んでくださりありがとうございました。