バスケ男子ワールドカップご覧になりましたか?凄かったですね!パリ五輪の切符をつかみ取りました。
伝わってくる一体感と劇的な逆転勝利あり、粘られながら逃げ切り勝利もあり試合自体も面白く、にわかも大満足です(笑)
この成果の要因のひとつに「自信」があったのではないかと推察します。
今回は先月世界陸上で感動をくれた田中希美選手のインタビューを紹介します。
田中選手は女子5000メートルで史上2人目の8位入賞を果たしました。自己ベストも大幅に更新し押しも押されぬ短中距離のエースです。
帰国後のインタビューを紹介します。
「本当の意味で自信を持つっていうのはどういうことなのかを学ぶことができた」
「実力さえつけば自信はつくもんだって思い臨んでいたんですけど。」
「戦えるはずなのに怖気づいてしまう自分がまだいて」
1500メートル前は不安にさいなまれ、決勝に進むことができなかった現実を直面し、その理由を考えられました。その間周囲から「できる」と励ましの声がたくさん寄せられます。
「背中をおしてくださって、できてもできなくてもこれからも支え続けてくれる仲間がいるということは確かだと思えた。5000には1500の時より心細くなくまた勇気をもって行けた。そこでちょっと吹っ切れた」
自信のあるなしではなく、走りたいか、走る理由は何か。それを考えた時たどりつたいのは「感謝」だったそうです。
「自信を持つ部分であったり、感謝を持つ部分は今変えていきたいと思うきっかけになった」
超一流選手ですがまだ23歳とお若いです。しかしインタビューなどを聞いていると本当に聡明でよく考えている選手だと感じ尊敬します。
日々私は選手たちに「自信は結果とイコールではない。自分の力を信じる事。自分の力を信じられるようになるために練習をする」と話します。
そして「自分のために戦うのは当然。誰かのためにと考えるようになるとさらに力が引き出される」とも話します。
勝負の世界でランキングづけされてしまうアスリートに「結果はコントロールできない、今に集中」と言ってもなかなかすぐには受け入れられません。
田中選手のように世界で戦い、言語化能力も非常に高い方が語ってくれることで日本のスポーツ界のメンタル面も飛躍的にレベルが高まる気がします。
今後も様々な選手の発信に耳を傾け、私もより伝わるよう工夫を重ねて貢献してまいります。
今回も読んでくださりありがとうございました。