Vol.67 思い込みからの解放

「あなたはご自身をどんな人だと思いますか?」

「頭が悪い」「運動神経が悪い」「コミュニケーション能力が低い」ネガティブなご意見をよく耳にします・・・。

 

本当にそうなのでしょうか?ただの思い込みなのでは?

 

先日友人から「お前の優しいところや弱さを持っている部分が好きだ」と言われました。

好きと言われれば嬉しいものです。でも「俺って優しいの?弱いの?何に対して?どこが?強い弱いの定義って何?」などと考え「ま、評価はそれぞれだから」と受け流しました(笑)

 

私は受け流すトレーニングをしているのでそれほど人の言動に左右されることは少ないです。

それでも心のどこかにひっかかります。

なかには「自分は弱いのか・・・」と人からの何気ない一言で自信をなくしてしまい積極的になれなくなる人もいたり、メンタルが不安定になる人もいます。

 

でもこれってただの思い込みではないでしょうか。人の意識の大部分は思い込みでできています。

しかし思い込みは必ずしも正しいものではありません。

 

アメリカの大学での実験です。

60~74歳の年配者層と18~20歳の若者層の2つのグループにわけ記憶力の実験を行いました。

最初の実験では「ただのテストをやってください」と記憶力のテストということを伏せて問いてもらいます。結果は両グループに大きな差はみられませんでした。

 

次に「これから記憶力のテストをやります」と言ってから同じテストをします。

すると年配者グループの点数が40%も下がってしまいました。

 

この実験からわかったのは年齢による記憶力の衰えではなく「年を取ると記憶力が悪くなる」という思い込みによって能力に制限がかかるということでした。

 

頭が悪いと思えば脳はそれなりの働きしかしません。弱いと言われれば誰かの定義で自分を弱い人間と思いこみ自信を失います。とてもつまならく感じます。

 

まずは思い込みから解放されませんか?

「自分はできる」と思ってなんでもできれば苦労はしません。しかしまず「できる」と思って目指すものを決めないとたどり着くことはありません。

 

「〇〇はできない。だって自分は××だから」を「〇〇をやる。そのためには□□をやってみよう」の発想の転換をしてみると違った景色が見えるはず。おすすめです。

 

友人の名誉のために・・・。私に「弱さを持っている」と言ったのはもちろん私の性格や考え方を知っているから。むやみやたらとネガティブを押し付けられているわけではありませんのでご安心を(笑)

 

今回も読んでくださりありがとうございました。