気づけば新年度のスタート。環境が大きく変わる方も多いでしょう。
特に新入学生や新入社員の方々はドキドキですよね。そのドキドキは新しい旅立ちに体が興奮して血流も早くなり喜んでいる証拠です。
うまくいかなくて当たり前。誰もが最初は1年目。必要以上に恐れる事はありません。
目の前の事に集中し出来ることを1つずつやっていけば大丈夫!応援しています。
さて今回は、そんな新入社員を指導する立場になった私のマネージャーとしての経験談です。
目を覆いたくなる蛮行の数々心して閲覧ください(笑)
営業として苦しみながらも安定して力を発揮できるようにもなり、27歳で部下4名のチームリーダーを任されました。
しかし今思えばただの「リーダーごっこ」とでも言いましょうか、後先考えず思いついたことを偉そうに言っているだけで明確な指示も出さず、自分が良ければ良いという自分勝手なリーダーです。
そんな私が上司のご指導もあり少しずつリーダーっぽくなっていきます。
そしてメンバーにも助けられ、運良く33歳の時、長野・山梨県のエリアマネージャーに抜擢されます。
所属する地区の競合他社のマネージャーは40代から50代。ただでさえ小柄で当時童顔だったこともあり、部下と得意先に行くと「若い上司だね」と驚かれることは数知れず・・・15人いた部下も不安だったことでしょう。
だからこそ「行動で部下の不安を解消しなくては」という気持ちが大きくなりました。
いえ大きくなりすぎました。
「部下、そしてその家族の人生を自分が背負って幸せにする」とまで大きくなりすぎたこの気持ちは、
次第に「なんで自分は皆の事をこんなに考えているのに、誰もわかってくれないんだ」と変化します。
幸せを追求する余り、厳しく指導しストレスを与え続けるという本末転倒の日々が始まります。
価値観の押し付け、ぐだぐだ長くてしつこい電話にメール、重箱をつつくようなあら捜し。
ドキドキしながら入社した新入社員にも最初から高いレベルを求め、できなければ何時になろうとくどくど
しつこく叱責。感情をあらわにし、物にもあたる・・・あー振り返るだけで手が震える・・・。
当然ですがマネージャーの仕事は部下の育成だけではなく膨大にあります。
しかし私は育成に重点を置きすぎ、それ以外の仕事が滞ることがしょっちゅうでした。
「なんでできないんだ!昨日何時間寝た?3時間?3時間あればこの仕事終わったよな。寝るんじゃないよ。」という上司との会話が当たり前の時代(?)
休日返上、睡眠時間わずかな生活が何年も続きます。
常に頭はモヤモヤした状態が続き、良い仕事ができるわけないですよね。
メンタルトレーナーとしては指導のし甲斐があるマネージャーでした。
期待するような成績はあがらず、部下のみんなの成長の一助になれたかどうかわかりません。
それでも当時のメンバーは退職後に会った時、鬼の上司を笑顔で迎えてくれました。
たくましくなったその姿に敬意を表しますし、本当に感謝です。
いかがでしたでしょうか。イライラしますよね。長くなってしまった前編はこの辺りで終わります。
次回マネージャー時代中編では異動先での事件についてです。
今回も読んでくださりありがとうございました!